久保内医院

陥入爪の治療

食い込む部分を切ろうとして、角を落としていくと右図のように潜った部分で棘を形成していくことになります。こうなると見えている部分にどのように力をかけても、隠れている部分に力は伝わりにくく、潜った部分を表面にだすことは困難です。軽症のものは爪を伸ばしてテーピングするだけで痛みが無くなります。

　隠れている部分を剥き出すようにテーピング用テープで固定してください。

　隠れている部分をカバーして下に食い込まないようにする方法です。

　爪の伸びている部分に形状記憶ワイヤー（真っ直ぐになろうとします）を通し、両端が内側に巻いてくるのを治します。

　爪のくい込んでいる部分を爪の元から縦に切除します。残った爪の縁と爪の元に薬品を塗布し、再度伸びてこないように予防します。

　高濃度の尿素軟膏を塗布して爪を柔らかくさせることにより、食い込む部分が浮いて疼痛を除去します。2週間程度塗り続けると爪が根本を残して除去されます。新しく生えてくる爪が変形しないよう靴などに気をつけて生活します。

　尿素軟膏で爪を柔らかくして浮かせます。塗り続けると爪は脱落しますが、1週間程度では柔らかくなるだけで脱落はしません。この状態で③のガターを装着します。痛みが取れるまでの期間は2，3日です。今、一番お勧めの方法です。