久保内医院
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皮膚科>にきび(尋常性ざそう)
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にきび
毛穴から出る中性脂肪にアクネ菌という細菌が作用して炎症をおこします。中性脂肪の量や毛穴の開き具合は、ホルモンに左右されます。ホルモンの分泌は年齢やストレスに左右されます。睡眠不足や疲労の蓄積は避けなければいけませんが、食べ物は一般的には特に関係ないようです(チョコレート等)。
洗顔や圧迫による菌や皮脂の排出や、抗生物質、レーザーによるばい菌の殺菌が今までの治療の主体でしたが、ニキビの世界標準薬ともいえるレチノイド系外用薬(
アダパレン商品名はディフェリンゲル0.1%
)が2008年本邦発売となりました。諸外国より遅れること10年ですが、これにあわせてガイドラインの改訂も行われました。
2015年
に過酸化ベンゾイル製材2種
ベピオゲル2.5%
と
デュアック配合ゲル
が登場しました。ベピオゲルは過酸化ベンゾイル単剤、デュアックはクリンダマイシン(抗菌剤)との合剤です。デュアックは強い抗菌作用を特徴としていますが、冷所保存が必要でやや管理が面倒な印象があります。
主成分である
過酸化ベンゾイル
は強い酸化作用による抗菌効果、角層剥離(ピーリング)効果をざそう皮膚にもたらし、改善へと導きます。奏功率は60〜80%、副作用発現率は30〜40%(乾燥、かぶれ、痒み、落屑)。発表されているデータではデュアック配合ゲルがやや勝っているようです。
妊婦への安全性は確立されていませんが、トレチノイン、アダパレンと異なり、催奇形性は確認されていません。
ピーリング効果のため皮膚の乾燥、剥脱
は高率に見られますが、以前の薬剤に比較し奏功率も高い印象です。
当院では、長期間内服抗生物質ミノマイシン等を併用していた方々にも、この薬のおかげで外用のみで管理できるようになったと喜ばれています。
2017年
には
アダパレン
と
過酸化ベンゾイル
の合剤
エピデュオ
がついに発売となり、ざそう治療薬は出つくした感があります。
これからは肌の状態にあわせた選択ができそうです。
アダパレン使用中