高脂血症とは、空腹時血清の総コレステロール値が220mg/dl以上、トリグリセリド(中性脂肪)値が150mg/dl以上のいずれか、または両方を満たす場合で、増加している脂肪の種類によりいくつかのタイプに分けられます。
御存知のように自覚症状はありませんが、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、下肢動脈閉塞などの動脈硬化性疾患の危険因子として知られています。アキレス腱や上眼瞼にみられる黄色腫も、通常の高脂血症で発症する他、先天的な酵素異常が原因のこともあります。
治療は食事療法、運動療法、薬物療法となります。
①食事療法 総エネルギー摂取量=標準体重×25~30 kcal(活動度合いに応じて)、配分の目安は炭水化物60%、蛋白質20%、脂肪20%、コレステロールは1日300mg以下、食物繊維25g以上、アルコール25g以下。高TG血症を合併する場合は、禁酒、炭水化物50%以下、単糖類摂取制限を行います。
②運動療法 30分以上の有酸素運動(速歩、ジョギング、水泳、サイクリング)を週3日以上。
③禁煙 喫煙は動脈硬化を促進するため、禁煙を行う。
④薬物療法
コレステロールのみが高い場合:スタチン、陰イオン交換樹脂、プロブコール
コレステロールとTG共に高い場合:フィブラート、スタチン、(ニコチン酸)



決して食べてはいけない訳ではありませんが、取り過ぎに注意が必要です。
